つくろって済むことなのか
nikkei.net KDDI、JCOMへの出資比率3分の1以下に 金融庁指摘でから。
取得予定だった株式のうち、3分の1を超える部分(約4.5%分)の引受先について、取引金融機関などと協議を始めた。リバティが保有株をすべて手放し、KDDIが筆頭株主になる枠組みは維持する方針。4.5%分のJCOM株は単純計算で400億円を超えるため、引受先の確保が当面の焦点となる。
そこまで相対に拘る理由は何なんでしょうかね。売り手である米国LLC側の事情としか思えませんが。
ところで、今回は金融庁と調整済みなんだとは思いますが、疑問が1つ。共同保有者にならない株主を選ばなければなりませんよね?実質論が続くと、たとえ明文の合意がなくても、議決行使について暗黙の同意や同意せざるを得ない実態ががあった場合は、やっぱり法の精神には抵触するという論点もあり得る思うのですが、いかがでしょうか。
| 固定リンク
「Business Law (Japan)」カテゴリの記事
- 非上場親会社等が絡んだ再編事例(2010.08.12)
- 有価証券報告書虚偽記載に係るオーナー経営者の責任(2010.07.05)
- つくろって済むことなのか(2010.02.08)
- 公開買付規制(2010.01.29)
- 伊右衛門生茶(2009.08.14)
「Financial Management」カテゴリの記事
- 頭が痛くなりました(2011.07.20)
- ブックレビュー『同族経営はなぜ3代でつぶれるのか』(2010.11.12)
- ブックレビュー『起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと』(2010.11.10)
- 非上場親会社等が絡んだ再編事例(2010.08.12)
- 資産管理会社と事業会社の合併事例(2010.05.12)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント