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2009/09/08

大和SMBC、大和の100%子会社に

4日付日経新聞 三井住友と大和、合弁解消へ 大和SMBC、大和の100%子会社にから。

三井住友フィナンシャルグループと大和証券グループ本社が法人向け証券会社、大和証券SMBCの合弁を解消する方向で最終調整に入っていることが3日、明らかになった。三井住友が保有する大和SMBCの株式の持ち分すべてを大和が買い取り、100%子会社化する。銀行・証券を融合した事業を目指す三井住友と、独立した証券会社の立場を守りたい大和の経営戦略の違いから、10年の連携に終止符を打つ。

大和証券60%出資というのは、「餅は餅屋に」という西川当時頭取の決断であったと記憶しています。その結果、大和SBCM(当時)は銀行系証券としての規制(当時)を受けずにフルラインの証券業務ができましたし、大和証券が山一の自主廃業の余波から立ち直る為に連結子会社化できる出資比率が必要でした。きわどいバランスの上に成立したといえます。

発足後、内部の方々とお話しする機会がありましたが、どちらかというと三井住友サイドの方が不満を持っていたやに感じていました。顧客紹介をするばかりで、持分法利益分以上のメリットが帰ってこないと。先日の日興コーディアル取得は、ようやくそれなりの規模の証券子会社を持つという長年の課題を解決した高揚感があったものと思われます。それを表に出して交渉されれば、大和証券とて突っ張りたくもなったのでしょう。そうなれば、妥協の基礎となる信頼関係は崩れますから、経済合理性で話を進めるしかなくなります。信頼関係が崩れた以上は早期に合弁解消というのは当然ですが、その前に信頼関係維持の努力をしていたのかなぁと思ってしまいます。

三井住友から離れた大和証券はどうなるのでしょうか?独立系国内プレイヤーとしてやっていける力があるかと言われると、かなり厳しいといわざるをえません。

一方の、三井住友は投資銀行部門の一部を欠いた日興証券の陣容を整える必要があります。大和SMBCから帰ってくる人たちの中には、M&A助言部隊はいるでしょうが、営業系の方々は余りいない様ですから、これも茨の道に見えます。

外野的にはそうみておりますということで。

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