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2009/08/27

株式持ち合い、信託で解消

26日日経新聞「株式持ち合い、信託で解消 住友信託銀行が新型」から。

株式の持ち合い解消を促す取り組みが官民で広がってきた。住友信託銀行は企業が持ち合い株を手放しやすいように工夫した新商品を開発。持ち合い先の議決権を実質的に持ち続けながら、株式を売却できる信託商品で、30社強が活用を検討している。政府も今年に入って持ち合い株の買い取り再開に乗り出した。経済効果が見えにくく、株価下落に伴う評価損の計上リスクなどもある持ち合いの是正を後押しする。

持合株式については、IFRS導入もアゲンストに働きそうな気配ですから、解消に向けた取り組みが出てもおかしくはありません。しかし、一度は解消方向に向かった日本企業の持合が、その後復活したのを見るにつけ、本格的な解消は難しいのではないかと思ったりも致します。ある会社の総務ご担当者が以前、「阿吽の呼吸だからね」と仰っていたのを思い出します。

住友信託の商品は保有株を同行が管理する信託勘定に譲渡するものの、信託期間中(1~5年を想定)は企業が議決権の行使を同行に指図できるようにして、議決権を事実上残す仕組み。同行の提携先であるドイツ証券が企業に株式の譲渡代金を支払い、信託期間の終了とともに同証券がこれらの株式を取得する。信託期間中に株式が市場で流通することはない。

この仕組みだと、ドイツ証券は信託期間中の価格変動リスクをどうやってリスクヘッジするのでしょう。信託勘定に譲渡する価格は当然時価未満でしょうが、時価相当額での売りオプションを購入(期待される配当額の現在価値まではオプション料に充当できるかと)しようにも、期間が長いと受け手がいる様には思えません。

信託受益権をリパッケージして販売したりするのでしょうが、どうやってワークする仕組みを考えたんでしょうね。

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