« なくなっちまうんですね... | トップページ | 進取の精神 学の独立 »

2008/06/30

タッチの差?

28日付日経新聞 「日本ハウズ、買収防衛策不発動の株主提案を否決」から。

日本ハウズイングは27日、株主総会を開き、原弘産が株主提案していた日本ハウズに対する買収防衛策の不発動を否決した。原弘産に対する賛同票は45.18%で、可決に必要な過半数に届かなかった。原弘産は創業家やマンション管理業のランドマーク(広島市)など大口株主の支持を得たが、個人株主や金融機関の賛同を集められなかったもようだ。原弘産は7月上旬に予定していたTOB(株式公開買い付け)を断念する方針だ。  原弘産が同時に株主提案していた同社の原将昭社長ら社外取締役2人の選任議案も否決された。 ただ日本ハウズが会社提案していた防衛策の規定を新設する定款変更案は原弘産など大口株主が反対し、3分の2以上の賛同を集められず、否決された。

総議決権ベースで41%程度を抑えていた筈ですから、行使された議決権が90%を超えたということになりますね。東証2部クラスで、(本当の意味での)流動性の低い銘柄の場合、そういうことってあるんですね。原弘産の原社長さんの思いも恐らく同じだったと思います。裁判所の選んだ監査役を入れての票読みですから、これ以上の抵抗はあり得ないということでしょう。

業種的に、今は厳しい経営環境にある訳ですが、どちらの会社も「茨の道」を歩んで行くんでしょうね。だからといって、悲観してばかりでは企業経営はできませんので、両社経営陣の健闘を祈ります。

|

« なくなっちまうんですね... | トップページ | 進取の精神 学の独立 »

「Business Law (Japan)」カテゴリの記事

コメント

http://www.harakosan.co.jp/ir/teian/pdf/timely_disclosure_080627.pdf

原弘産は、まだまだやる気のようです。今回の結果は、どっちにしろ、この定時総会で日ハウの経営陣入れ替えをすることができなかったわけですから、かえって、原にとっては、最高の結果になったと見ているように思えます。

つまり、下手に勝ってしまうと、TOB資金を準備する必要があったのですが、今回の結果を受けて、あと、5%買い増せば確実にひっくり返すことができるわけですから、市場で20%まで買い占めればいいわけです。

それに、日本ハウズイングは、わざわざ、役員の解任要件を引き下げています。つまり、今回、原が勝っても、本来は、来年の定総まで時間稼ぎをできたのに、その権利を自ら放棄したわけです。

流動性の低い株なので、原グループが5割以上まで買い進めるのにどれだけ時間がかかるか解りませんが、年内には臨時株主総会が開催されるのではないでしょうか。

ちなみに、先日、ランドマークの変更報告書が提出されました。

投稿: さらりいまん | 2008/07/06 15:24

コメントありがとうございます>さらりいまんさん

戦闘続行の余裕はない(本業業績回復に専念しないことの説明責任、資金の無駄使い説明責任、および買収防衛策発動リスク等を勘案)と思ったのですが、そうですか、続行ですか。共倒れは避けて欲しいものです。

投稿: krp | 2008/07/16 18:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40094/41691788

この記事へのトラックバック一覧です: タッチの差?:

« なくなっちまうんですね... | トップページ | 進取の精神 学の独立 »