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2008/05/28

流転

世間では上場会社の取締役の立場が話題ですが、もう1つ こちらの新聞記事もありました。

コールセンター国内最大手のベルシステム24(東京・豊島)は27日の株主総会で、全9人の取締役のうち園山征夫社長(64)ら6人の取締役と監査役1人が退任したと発表した。経営方針などを巡って9割強の株式を保有する投資会社、日興プリンシパル・インベストメンツと経営陣の間で対立があったとみられる。

この会社は、CSKグループだったのが、園山氏等が日興プリンシパル・インベストメンツと組んで、独立した経緯があります。その後、日興PIの出資比率はほぼ100%になり、その過程で行った一連の取引について日興コーディアルグループは「利益操作」の疑いをかけられて、事業基盤が揺らいでしまい、シティグループの傘下入りすることとなりました。加えて、日興コーディアルグループの会計監査人は中央青山でした。そういう意味では、この会社はいわくがある会社になってしまいました。業務に携わっておられる方々には関係のない世界の話だったのでしょう。

日興PIがシティ・グループ入りしたことが、投資方針の変更、ひいては経営者交代につながったという説もあるようです。この段階で「いわく」が現場にも影響を与えたということなのでしょうか。MBOをする際には、ファンドを気をつけて選べとは言いますが、さすがにこのような事態は想定外でしょうからねぇ。

日興PIが投資回収を急ぐのであれば、コールセンター業界にインパクトがありそうな気が致します。

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「Financial Management」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
懐かしいですね、ベル24さん。

CSKさんとの法廷闘争の末に発行済株式数を上回る三者割を断行。
そののち、率にして株主資本の九割弱の1,300億円でNPIから自社株を買い戻して償却。

をら、やっぱり事業目的の資金調達なんかじゃなかったでしょ、というオチで終わるのかと思いきや、です。

増資引受分は回収したにせよ、買収総額は2,400百億円だそうですから、どうするんだろうなあ、というところは気になります。

投稿: minori | 2008/06/12 01:10

そうそう、減資してましたね。しかも、プレスリリースなしで。結局、CSKが仮処分を取り下げたのですが、住友信託・UFJみたいに裁判所まで行っていたら面白かった事例でした。
シティはPIをやるつもりはない、という噂が正しいとすると、日興PIを譲渡するか、保有する株式を譲渡して清算するかになりますが、果たしてどうなっていくのでしょう。

投稿: krp | 2008/06/12 11:38

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