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2008/02/29

銀行の論理

日経ベンチャーonline「ニッポンの社長へ: 自社のホントの「格付け」あなたは知ってますか?」から。

この著者の方はみずほ銀行の現役支店長さんです。私は一時期著者の方とは違う銀行の職員(残念ながら融資業務の経験はありません)でしたので、他行さんの現役支店長さんのお言葉は興味津々であります。

我々は、銀行間で過度の競争をあおるこうしたやり方を「ショッピング」と呼んでいます。企業と銀行がチームを組んで良い会社を作り上げ、「格付け」を上げるために知恵を絞るのが王道です。「ショッピング」の相手となるのは正直、勘弁していただきたい。

う~ん。コスト削減の為には、相見積もりが基本だと思うのですが、それを否定されるのでしょうか。「過度な」という言葉が入っていますから、そうではないと信じておきますが、「過度」の定義はどこにも書いてありません(ぜていえば銀行側の心証)し、通常銀行と中小企業では中小企業が弱者ですから、過度な競争なんてあおれないと思うのですが、その点をご説明頂かないと企業側は安心できないかなと。

まさか、「良い会社」にするコンサル料として金利を高くしろ、という類のことが、中小企業と銀行の間の適切なビジネス慣行だと思っていらっしゃるのでしょうか。

銀行との関係について、私が社長さんにご提案したいのは、自社と取引のある銀行の担当者全員が参加する「作戦会議」です。こうした会議は、経営が悪化した時に開かれる傾向がある。

これも独占禁止法上問題のある行為(例えば、銀行同士で金利を決められたりや行内格付を低い方にそろえたり)の引き金になりそうなことですね。普通は主力銀行が行えば良いことだと思いますが、「全員」であることの債務者側から見た意義をもう少しご説明いただかないと、やっぱり安心できません。

良いお話も書いておられるので、ちょっと突っ込みを入れてみました。

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