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2005/12/04

書評「新会社法の実務Q&A」

関根稔他編、清文社刊「新会社法の実務Q&A―税理士・会計士・社長の疑問に答える」 は、税理士、公認会計士、司法書士等の実務家が、メーリングリスト上での議論をきっかけに出版することになった本です。メーリングリストが母体の書籍というのは、実務書では珍しいのではないでしょうか。


内容は、実務家として興味があるテーマをQ&A形式でまとめていて、実務上困ったときに該当部分だけ見直せば良いようになっていて、実践的といえます。特に、特例有限会社関連(P350~353)のところは、私も興味をもってまとめていたのですが、秀逸なまとめ方をされていると思います。


一方で、政令委任が多い会社法の性格上、帯にあるように「決定版」と銘打つのはどうかと思います。発起設立で銀行の保管証明が不要になったのは良いのですが、では増資の時はどうなのだろうか、という実務家の方の疑問に答える記述は見当たりません。実際、会社法の条文で明記されていないのですが、この本の性格からいってある程度の推測があっても良かったなと思います。


いずれにしても、実際に会社法にまつわる実務に関わる人間には有益な一冊といえると思います。

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