« 日本のパススルー税制 | トップページ | ピアレビューに限界はあるのか »

2005/02/10

ニッポン放送買収合戦

一昨日から大変な騒ぎになっているようですが、このニュースを見た私の第一印象は、以下の2つです。

(1)どうやって公開買付でなくて35%も集めたんだ?
(2)フジテレビがニッポン放送株式を25%集めたらどうするつもりだ?

(1)については、取得者を2社に分散させた上でTOSTNET-1を使って、時間外に取得したようです。以下のBLOGでは、その正当性について議論されています。個人的には、是非ニッポン放送には証券取引法違反の取得という理由で名義書換を拒否して頂きたいと考えています。それをうけてライブドアがニッポン放送を訴えることでしか、本件が早期に法廷の場に持ち込まれることはないと思います。

 磯崎哲也事務所さん「ライブドア、「ニッポン放送戦」に参戦」
              「ライブドアのニッポン放送株1/3超取得は違法か?」
              「ライブドアのニッポン放送株1/3超取得は違法か?(続き)」
              「ライブドアのニッポン放送株1/3超取得は違法か?(その3)」

 grandeさん「ライブドアの動き とりあえずまとめ」
 はぐれバンカーさん「ニッポン放送TOB ライブドア参戦!!」
             「ニッポン放送TOB (続き)」
             「ニッポン放送TOB (完結編)」
 47thさん「ライブドア参戦」のM&A業界へのインパクト」
       「ライブドアのニッポン放送株式は「違法」・・・だなんて、滅相もありません(1)」
        「ライブドアのニッポン放送株式は「違法」・・・だなんて、滅相もありません(2)」 

(2)フジテレビがニッポン放送株式の25%を保有すると、ニッポン放送が保有するフジテレビ株式の議決権は消滅します。そうなるとライブドアは少なくともフジテレビに影響を与えることはできません。フジテレビ側としては公開買付条件の変更で、予定数に満たない場合でも買い付けを行う旨公告が必要になる(買い付け価格の上方修正も必要かもしれません)訳ですが、対抗策としてはありえますね。この場合、ライブドアはどうするのでしょうか。株主総会の特別決議がとれそうなまで議決権をコントロールできれば、株主提案による臨時株主総会を開催して有利発行の第3者割当増資でフジテレビの持ち株比率を薄めることを狙えますが、時間がかかりそうです。その間に、フジテレビ側が防御を固めることも可能でしょう。

この考えから発展すると、ニッポン放送がライブドア株式の25%を取得するなんていう対抗策もありえるかもしれません。ある種のパックマンディフェンスですが、ライブドアは浮動株比率がそんなに高くないようですから、実現可能性は少ないでしょうね。

|

« 日本のパススルー税制 | トップページ | ピアレビューに限界はあるのか »

「Business Law (Japan)」カテゴリの記事

「Financial Management」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40094/2863819

この記事へのトラックバック一覧です: ニッポン放送買収合戦:

» フジテレビが抗戦? [田舎で暮らす公認会計士のBlog]
本日、フジテレビは公開買付けの条件を、 ①買付け下限目標を50%超→25%超に引き下げ ②買付け終了期間を2月21日→3月2日に延長 に変更す... [続きを読む]

受信: 2005/02/11 17:36

» ニッポン放送株問題関連のトラックバックセンター [ブログニュース速報@トラックバックセンター]
フジテレビ、ライブドア、鹿内家で揺れ動くニッポン放送株問題に関連するトラックバック ニッポン放送(にっぽんほうそう) 会社概要 業  種:放送法に... [続きを読む]

受信: 2005/03/08 14:07

« 日本のパススルー税制 | トップページ | ピアレビューに限界はあるのか »