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2005/01/28

東証が6社に改善報告書提出を求める

28日付日経新聞「改善報告書の提出を求める 東証、6社に」(nikkei.netには掲載されていないようです)から。

「東京証券取引所は27日、先月の金融庁による有価証券報告書の一斉点検を受けて訂正報告書を出した巴コーポレーション、昭和化学工業、新神戸電機、いなげや、丸運、藤田観光の6社に訂正の経緯と改善措置を記した改善報告書の提出を求めた。」

東証のプレスリリースはこちらです。

「昭和化、丸運は上場廃止基準に、巴、いなげや、藤田観は一部上場基準に抵触していた。新神戸は上場廃止基準などには抵触していなかったが、直近の決算期でも株主の水増し数が百人と多かった。
今回の改善報告書は東証に提出する「株式の分布状況表」が適切でなかったことが理由で、適時開示に問題がある企業に東証が求める改善報告書とは異なる。」

西武鉄道問題で上場廃止処分を出したことから、今回の処分もそれに相当するものかと思われないようにとの配慮から、わざわざ入れた一文と推測されます。しかしながら、上場廃止基準や1部基準に抵触しているという事実は大きいです。西武鉄道も上場廃止基準に抵触していることを隠蔽していたことが、今回の騒動のきっかけでしたから。

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