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2005/01/26

山一證券

Nikkei.Net「山一証券が最後の債権者集会」から。

2600億円を超す簿外債務が原因で1997年に経営破たんし、99年6月に東京地裁から破産宣告を受けた山一証券は、26日午前、同地裁で最後の債権者集会を開いた。破産管財人が収支計算を報告したのち、同地裁が破産手続きの終結を決定した。

昨年末からちらほら見かけていた話題ですが、破産手続の終結決定というのは1つの区切りですね。97年後半は怒涛の年でした。三洋証券、北海道拓殖銀行、山一証券、その後は長銀、日債銀が国有化されるところまで続きました。大手銀行の経営統合の契機にもなりました。

特に、大手証券の一角であった山一の経営破たんの影響は大きく、優秀な人材が大量に人材市場に流入し、金融業界の人材の流動性が高まったのでした。銀行窓口で投資信託を販売しているのが、元証券会社の方という事態も耳にしますし、金融業界から事業会社へ移った方の話も聞きます。

現在の金融は、色々な不満はありますが、「護送船団」時代よりは活性化されている思いますが、その契機となったのが、1997年後半の金融危機だったといえるでしょう。もちろん、職を失うことになった方々の中には、辛酸をなめた方もいらっしゃったとは思いますので、できればこういうことは起こらない方が良いなとは思います。

日銀による山一向け特別融資の回収不能額は約1111億円で、国民負担額が確定した。

山一の経営陣(場合によっては、過去の金融行政当局も含まれるのかもしれませんが)の経営判断ミスの累積が、このようなばかにならない金額になった訳です。監督される側にも監督する側にもそれぞれ言い分はあるでしょうが、大手金融機関は一般的な私企業とは違って、立法や行政によるなんらかのチェックが必要だと改めて痛感しました。

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