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2004/12/29

書評『「敵対的M&A」防衛マニュアル』

野村證券株式会社IBコンサルティング部編『「敵対的M&A」防衛マニュアル 平時の予防策 緊急時の対応策』(amazonでご購入される場合はこちら)。

敵対的買収防衛策については、経済産業省の研究会が来春のとりまとめを目指して、ESOP制度やポイズンピル制度について、法的な正当性をどのようにして付与できるかを議論中らしいです。2006年4月に施行と言われる会社法現代化により、企業買収の手法の選択肢が増えることを受けて、企業経営者サイドからの注目もアップしているよです。

本書は証券会社の方が書かれた本なので、歴史についても、具体的な手法についても、事例についても、実務的な説明が中心になっています。企業の経営サイドの方向けの実務的な入門書としては良いかなと思います。

面白いのは、架空の事例を2つ取り上げていることです。1つは敵対的買収をしかけられた側からの防衛策作り、もう1つは敵対的買収をしかける側の戦略についてのものです。面白い試みですし、小さな説明コラムがあったりして親切ですが、短い読み物ですので、物語としての面白さも、実務への示唆も、ちょっと中途半端な印象なのが残念です。

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