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2004/12/15

安田社長の責任のとり方

nikkei.netドン・キホーテ社長、辞任を表明から。

「ドン・キホーテの安田隆夫社長は14日夜、さいたま市内の2店舗の連続放火事件で3人が死亡したことについて日本経済新聞に対し「責任は私にある。(引責)辞任することは決めている」と述べ、社長辞任を表明した。さらに、店内に高く商品を積み上げる「圧縮陳列」を見直す可能性も示した。創業社長の強い指導力と独特のビジネスモデルが成長の源泉だっただけに、同社は経営面で大きな節目を迎える。」

出店政策にしても、品揃えにしても、店舗レイアウトにしても、既存のルールに挑戦して、それに打ち勝つことを成長の源泉にしてきた会社がドン・キホーテだったと思います。

その勢いの前に、店舗の安全対策等がおろそかになった可能性はあろうかと思います。今回の火災をきっかけに、ドン・キホーテにどの程度のロスが生じるのかはわかりませんが、経営トップとして、結果として死者を出すような店舗構成および運営になっていたことの責任をとるというのは、自然な発想かと思います。自分が経営トップにいる限り、これまでのやり方を変えられないのであれば、辞任も選択肢であります。

通常は、会社を自分の分身(もしくは財布代わり)としてそこから身を引くことは考えない創業のオーナー経営者に、そこまでの発言をさせるだけの事態ではあったわけです。

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